公式インターネット大会の「キタカミプロローグ」に参加しました。
DLCで追加されたキタカミ図鑑のポケモンのみ使用可能なダブルバトルで、全体的に数値の低い地方ダブルといった感じです。
結果は最終レート1807/28位でした。
ここ最近の自分の成績から見ると良い結果なのですが、手応え的にはもっと上を狙えそうで、一桁順位を目指していたのでやや残念な結果となりました。
◆構築経緯
使用構築はこれです。
考察をスタートするのが遅かったので、conaさんが作成していたTier表を参考にして、プールを絞って考えることにしました。明らかにオーガポンとガチグマの性能が頭ひとつ抜けていることを認識しました。
同時に対策しなければならないポケモンもすぐに把握出来たので、こういったルールにおけるTier表作成は本当にありがたいですね。
↓これ(引用に問題あれば消します)
https://twitter.com/cona_5757/status/1708149025177055495?t=cbXT9e_tYoTfRi7cQIdo5w&s=19
この表を参考にプールを絞って、ざっくり以下のように考察しました。あくまで仮説です。
・ガチグマは一回の行動の価値が非常に高い→なるべくガチグマを複数回動すことを目指す方針で構築したい。
・一方でガチグマの行動回数に対する限界効用は逓減するという考え。(ガチグマの行動回数が1回→2回に増えることは大きなバリューを生むが、必死にガチグマをサポートしてたとえば本来4回動けたところを5回動けるようにサポートリソースを割いてもトータルではそこまでバリューを生んでいなさそう)
→ガチグマを徹底サポートするよりは、安定して2回、うまくいけば3回動かせる構造がトータルでのパワーが一番高くなるのではないかと考えた。
・オーガポンはテラスタル前提なら自ら行動回数と火力を機動的に変更できる水、テラスタルを他に回すなら対面性能が高く他のオーガポンに不利ではない岩が強そう。
・フェアリー打点、格闘打点のバリューが高く、なるべく自然に複数採用したい。
これは、相手の構築の重要パーツになりやすいガチグマ、ジャラランガ、コノヨザル、ドドゲザンへの手数が重要だと感じていたため。
ここまで考えて猫騙し、S操作、フェアリー打点、格闘打点を自然に採用でき、ガチグマの行動回数を増やす役割と必要打点確保の役割を同時に満たせるオーロンゲに目をつけ、
ロンゲガチグマオーガポン@3で構築を組みました。
◆個別解説
以下常体
ガチグマ@シルクのスカーフ テラスタル:ノーマル
193-*-141-205-93-92
ブラッドムーン、大地の力、ハイパーボイス、守る
・オーロンゲの怖い顔込みで、オーガポンやイッカネズミを抜ける素早さを確保。
無振りのヤバソチャの上を取る場面も多く見られて良いSライン設定だった。
・ねこだまし+ガチグマ行動→怖い顔+ガチグマ行動or怖い顔+守るでオーロンゲの跡地にムクホークやオーガポンを起き縛り関係を作ることでガチグマを2〜3回動かすことを目指す。
171-189-85-*-95-112
・相手のコノヨザルやヤバソチャの上からソウルクラッシュをうったり、ドドゲザンガチグマの上からけたぐりを打ったりとAS振りが最高に活きていた。
・トリル相手には裏から出すことが多く、味方のガチグマにこわいかおを打って何度も盤面を打開した。
・けたぐりを打つときは相手のドドゲザンがテラスタルを切る理由がないか(ガチグマの大地やしんくうはケア等で切る可能性はないか)を考えてなるべく相手視点ケアしにくいタイミングで打つようにした。
オーガポン岩@いしずえのめん テラスタル:いわ
155-172-105-*-116-178
・ロンゲクマ、ムクホクマでは対応しきれない主に3匹目サマヨールなどのトリックルームを止める挑発を採用。
・格闘技が欲しい場面があまりにも多かったが、いわツタこんぼう、頑丈、S110
全て強く性能は文句なし。
185-172-90-*-80-143
・スイーパー兼積みポケモン処理役
そもそもロンゲガチグマが怖い顔を重ねて動かすため、並びによっては相手に積みのスキを与えてしまったり、相手がテラスタルを切って強引に返して来る場合があるので、そういったものを後ろからいのちがけで回収しにいけるムクホークを採用した。
裏にいのちがけルートが存在することで、ガチグマは相手の積みポケモンを放置しながら頭数を取りにいけるので動きやすくなる。
・ムクホークガチグマの初手は最もパワーが出る出し方で、通れば一気にゲームを決められるので、通せそうなときは積極的に狙っていた。
・ダブルウイングは、ねこだましから組み立てるオーロンゲに対して一方的に有利な選出をしてくるアブリボンに前から投げて一撃で倒す技。アブリボン4匹くらい討伐した。
159-156-104-*-125-116
・ムクホークやオーガポンと選択できるスイーパーとしての採用。特に相手のトリルを止めきれない場合裏にムクホークを置いているとターンを凌ぎきれないので、トリルに手が出て行動保証があるポケモンとして採用した。
・ウッドハンマーは、自分が水オーガポンのことを評価していたため採用。他にガチグマやニョロトノ、イダイトウにも打点が出せる。
・ゴーストテラスタルはかげうちをヤバソチャ等に打つときのリーチを伸ばしたかったため選択。
172-*-110-93-135-105
てだすけ、おいかぜ、むしのていこう、アンコール
・このルールにおいていたずらごころ+おいかぜを使うことができる数少ないポケモン
・ねこだましで組み立てる相手にイージーできると考えてマントでの採用。さらにアンコールで一枠潰して横のガチグマを動かしやすくすることを目指した。
・という予定だったがあまりにも刺さってない。選出して活躍できそうな試合がほとんどなく大会中1回しか選出しなかった。
◆大会の反省
・1ロムしかできなかった。
→ガチグマの厳選が間に合わず。
土曜日丸々時間使えないの分かってたのに金曜日に始められていない。
・対戦消化が遅い。
→上記の理由で日曜スタートしたが25戦くらい月曜深夜にやるはめに ペース管理下手すぎ
・ドータクンが無理だった。
→完全に見落してて構築単位でほぼ勝てない。
挑発いのちがけをうまく使うしかないが結局対ドータクンは1戦を除いて他全部負けた。
以上、ざっくりこんなことを考えて取り組んでました。
参加された方はお疲れ様でした。