今回はランクマッチで使用したパーティになります。
結果は大したものではありませんが、お気に入りの構築なので残しておきたいな〜ということで、メモ感覚で書いてます。あしからず。
S19ダブルランクマッチ最終77位
◆構築経緯
使いたいと考えていた要素は以下
・去年のレギュレーションから使い続けているため、自分の練度が他の構築形より高い。
・サポートとダイマエースの両方を選択できるトゲキッスが強い環境だと考えていた。
これは、前ダイマ→裏ゴリランダー、裏ウーラオスのゲームメイクを基本としている構築の増加を強く意識した。
自分のエースを通す際にこれらのポケモンからエースを守る性能、裏のこれらのポケモンをある程度気にせずに自身がダイマエースになれる性能
この2つを一匹で満たすことができる点が環境に噛み合っていると考えていた。
・自分が扱いが得意なポケモンであることも加味してゴチルゼルの評価が高い。
かげふみによって特定の相手を処理しやすい点、展開阻止の能力が高い点、そしてトリックルームによる切り返しが可能な点 この3つを今回は評価した。
・かげふみとウーラオスのふかしのこぶしはかなり相性が良く(本来守るなどを絡められると、倒したい相手の処理速度が遅れてその間にゴチルゼルを倒されたり展開の猶予を与えてしまうおそれがあるが、ふかしのこぶしはこれを解決できる。)、ゴリランダーまで加えるとかげふみと攻撃範囲の補完が広く噛み合う(対レヒレ等)
・エルフーンやオーロンゲと合わせた選出から展開をスタートする構築は初手盤面のパワーが一匹に寄りがちで、ゴチルゼルに行動猶予が生まれやすい(ため環境に追い風だと考えた)
③タスキレジエレキ+バコウ水ウーラ
・レジエレキはその唯一無二の性能が非常に強力な駒であり、なるべく採用したいが、たとえ耐久振りにしてもレジエレキがどんどん動きにくい環境になっていることを感じていた。加えて、レジエレキは相手のレジエレキより先に行動することがゲームを決定づける場面が存在し最速の意義は非常に大きいと考えていたため、これらをクリアできるタスキレジエレキをまず採用。
これによりウーラオスにタスキをもたせることができなくなったが、バコウの実をもたせれば、ランドロスを始めとするダイジェットに対しての最低限の切り返し性能は保持できることに気づき、バコウでの採用を決めた。
・この型でエレキウーラを、別にダイマエースが用意されている構築に組み込むと、現環境でも十分にエレキウーラがポテンシャルを発揮できることが分かったので、これを踏まえて良い形を探していった。
当初はこれらの要素を別々の構築で実現しようとしていて、以下のような2構築を組み考察を進めていたが、ランクマッチではびっくりするほど勝てず、勝率が5割程度まで落ち込んだときもあった。構築は以下(詳細は割愛)
並びは他の方の構築を参考にしており、オリジナルではないです。
ドラパキッス+タスキエレキバコウウーラ
ゴチル+エレキキッスザポス3エース選択
そこで、これらの構築に組み込んだ「自分が強いと考えている要素」を一つに集約することを試みた。その結果今回の構築が完成した。
◆個別解説
ドラパルト@いのちのたま
・ダイホロウ、ダイジェットによるビートダウンが強力なダイマエース。他のダイジェットを使うダイマエースと比較して一番の決め手はレジエレキに強い点、特にエレキネットによる干渉を受けないところ。
・龍の舞を採用した個体を使用していたが、トゲキッスやゴリランダーと横に並ぶのに時間差が発生し、これらが横に置ければ盤面が解決するというタイミングでダイマ権を切らないために守るを本採用した。
トゲキッス@ピントレンズ
・ゲーム進行によってトゲキッスをサポートに回すか、トゲキッスでダイマして崩すのか、トゲキッスにダイジェットをのせて詰めるのか等を適宜選択する。
・ダイジェット込みでガブリアスまで抜かせる素早さを確保した個体を使用した。
どのルールでも手に馴染み活躍してくれる大好きなポケモンです。
ゴチルゼル@メンタルハーブ
こちらも好きなポケモン、展開で主導権握れる系の性能、ゲームメイクから構築を組めるので好きすぎる。
・エルフーン軸に切り返せるメンタルハーブトリックルームの採用。相手のトリックルームを返す動きもする。
・とにかくゴチルゼルを選出することが有効なマッチなのかどうかをまず最初に判断することが重要だと考えている。
相手のゴチルゼルに対するヘイトの高さも常に意識すると組み立てやすい。
・今回初めて催眠術を使った。命中率通りくらいの勝率になるな〜という感想だが、本来勝てない試合が拾える可能性が出てくるのと、相手のゴチルゼルを放置する動きにリスクが発生する点は(すなわち相手の手を狭めているので)評価ポイントだなと感じた。
レジエレキ@きあいのタスキ むじゃき(D下降補正)
・前述の理由で採用したタスキレジエレキ。
神速はダイマドラパルトと非常に相性が良い。ダイホロウの恩恵を受けられ、タスキポケモン(マンムーやウーラオス等、ドラパルトに強力な返しを成立させてくる相手は特に)を始めとした削り残しを処理仕切ることができる。
特にタスキで耐えている悪ウーラオスの不意打ちの上から倒せる点が良い。
水ウーラオス@バコウの実
・こちらも前述の理由で採用したバコウ水ウーラオス
・ゴチルゼルの横、レジエレキの横、ドラパルトの横でそれぞれ違ったシナジーを持ち強力な駒となる。
▶ゴチルゼルウーラオスは、裏のエースを通すために特定のポケモンを処理する動きが取りやすい。
▶レジエレキウーラオスは言うまでもなく、エレキネットから攻め手が繋がり、低リソースで大きなダメージと相手の展開への圧力を生み出せる。
▶ドラパルトウーラオスは、ダイホロウによって対面しているポケモンとの、ダイジェットによって現在対面していない相手の裏にいるポケモンとの相性関係を有利にすることができる。
これらを意識すると攻めのプランが立てやすい。
ゴリランダー@きせきのタネ
・ゴチルゼルと合わせて対面操作ができるとんぼ返りを元々採用していたが、水ウーラ→ゴリランダー等のようにつなぎたい場面はあれど、ゴリランダーから入って別ポケモンに繋ぐような動きは到底取れる構造になっていない(採用ポケモンの耐性の低さや、相手に無償でダイジェットを打たれることに対応しきれない)ので、この技構成に落ち着いた。
・レジエレキの神速、ウーラオスのアクアジェット、ゴリランダーのグラススライダーと、非ダイマ運用のアタッカーポケモン3匹全てに先制技を搭載し、これらすべてがダイホロウの恩恵を受けられる物理技であるため、削り切る力と攻め手を繋ぐ力のあるパーティになった点が非常に良かった。
余談とか
・半分自分用のメモみたいな記事で、結果もパッとしないものではありますが目を通して下さった方はありがとうございました。
自分はランクマに苦手意識があるのでひとまずこの結果でも満足です。
次に取り組むときはこれよりも上の結果を出せると良いかなと思います。
・PJCS2021本戦の上位50名に、ロンドンで開催予定のWCS2022出場権が付与されることが、後出しで発表されました。
当初は20位以内に入れば決勝大会の権利を獲得できることしか発表されておらず、自分は最後レート1540から潜って2連敗で大会を終えてしまいました。
そしてその2戦で世界権利を失ってしまっていました。自分が弱いのが悪いので仕方のないことなのですが、もともと2019から世界大会出場を一番の目標にしてポケモンに取り組んだ来たので、本当に悔しいです。
後悔したまま終わらないように、一年間今までよりも質も量も上げて練習します。来年みんなと一緒にロンドンに行けるように
・というのは置いておいて、今年の日本一決定戦が近いですね!ついこの前竜王戦を見て、物凄く楽しかったですしモチベーションも貰えたので、やはり公式大会は良いなあ…と
応援しているプレイヤーも何人かいるので、現地観戦はできませんがとても楽しみです!!
◆すぺしゃる さんくす
・ランクマの取り組み方についていろんなアドバイスをくれたみんな
・月中から一緒にランクマ取り組んでくれたりんあっとかげろうさん
・月中持ってない個体(最遅ブリザポス)を貸してくれたふゆばれさん
・今月ランクマッチで対戦してくださった方々
ありがとうございました!!