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マリドラパ滅び詰め【日本一決定戦本戦24位】

 

◆戦績

最終・最高レート:1556 24位

PJCS2021 本戦権利獲得!!

 

 

 


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◆構築経緯

・現環境において、「相手の後発ゴリランダー・ガオガエンに対してしっかり詰められる勝ち筋が強い」という考えのもと、ここから構築をスタートした。

 

ローテーションバトルをやっていたころ、ビートダウン+滅びによるゲームメイクが得意な戦法だったこともあり、これを満たせる滅び草食マリルリによる詰めを中心に組むことに。

 

・先発ダイマとの相性が良いことはすぐに分かったため、相手を2匹倒しきれるパワーの高い先発ダイマ+後発マリルリを基本に組み始めた。

本来先発ダイマは相手の後攻ダイマによる切り返しに捲られないように、倒す相手を考えたりとゲームメイクががシビアになりがちだが、ダイマックスに対してHPを削る必要のない詰めが実現できる滅びは、純粋に「削らなければいけないHPの差」で圧倒的に後攻ダイマ切り返しに有利が取れているので、先発ダイマと相性が良いと考えた。

 

・パワーを出す並びとしてダイマドラパルト+タスキ挑発テラキオンを採用。

相手が型を誤認するとそのままゲームエンドまでもっていけるスペックと、「本来考えなければならない、通常ポケモンで回し耐えてダイマで切り返し」という相手に対して滅びでの詰めが有効であるため、2匹倒すことに特化した動かし方ができて手が広くなることから採用を決めた。

 

マリルリが一方的に終盤の相手のガエンゴリランダーに対しても詰められるので、こちらは後半のゲームメイクを意識した型(守るの採用等)のガオガエン・ゴリランダーを採用。ドラパルトのりゅうのまいと合わせて採用して、コーバナに対する手も広くした。

 

・ラストの枠はサマヨールヒヒダルマ、ジュラルドンなど色々試したが、

①相手のジュラルドンに弱くなりすぎない(手が出るとなお良い)

②この枠で別のゲームプランを組み込めると良い

マリルリの型の都合、キングドラなどが苦しくなったので解決したい

等を考え、トゲキッスを採用した。

 

 

◆個別解説


・ドラパルト@ラムのみ

ゴーストダイブ、ドラゴンアロー、そらをとぶりゅうのまい


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・コーバナに有利をとれるラム。これがないと嫉妬コータスやあくびコータス、粉バナに対してのびのびとした選択ができず2匹倒しきれないので必要。事故らないのでとても強かった。

舞はドラパルトの圧力を高める、ダイマ切らずにバナを抜く、ミラーでキッスドラパスタートして解決、ダイウォール など様々な用途がある。

 

 

 

テラキオン@きあいのタスキ

いわなだれインファイトストーンエッジ、挑発


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・純粋にダイマパルト+タスキテラキが強い にも関わらず相手が叩きと誤認して間違えた手を打ってくれる可能性もあるので、この並びは崩さずに採用。

 

・しかし、相手もトゲキッスを使って指せずダイマなど、決め打ちをしてくるプレイヤーも多くいる。実はこちら視点ではホロウ+雪崩ではダイマキッスが落とせないのでかなり苦しい。

対戦数を積むうちに、相手のキッスの横のポケモンを見ると、指で展開止めて切り返しに来てるのか、キッスで打ち取りに来てるのかが分かりやすいことに気づき、それならとストーンエッジを採用。ホロウ+エッジならダイマキッスを倒すことができ(HCダイマキッスが超高乱数、それ以上耐久に回している個体はピントレンズを持っておらず切り返しが成立しないと判断しています)、決まればその時点でほぼ勝ち。ストーンエッジは外れる可能性があるが、今回の大会形式を考えて思い切って採用した。

本戦ではキッスに打つ場面はなかったが、練習では有効に働き感触が良かった。

 

 

 

トゲキッス@ピントレンズ きょううん

マジカルシャインエアスラッシュこの指とまれ、守る


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・前述の理由で、最後に採用。キッスパルトの形を取れるようになり、マリルリが有効に働かなさそうな相手に対しても、マリルリで詰めるときにも(指で)活躍をしてくれた。

 

・急所はあまり引けなかった。

 

 

 

マリルリ@オボンのみ そうしょく

ほろびのうた、アクアジェット、守る、歌う

生意気 最遅個体 

H-Dライン:控えめバナの珠アシッド確定耐え


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・今回、勝負に勝ちに行った枠。そして本大会でのMVPでもある。殆どの試合で選出し、勝ち試合の半分以上滅びで勝った。(もともとそういう構築をした)

 

・そうしょくでの採用は読まれにくい並びに仕上がったようで、ベンタツや胞子に後出ししたり、相手のゴリランダーに対して終盤で手損させて勝つ場面が何度も見られた。

 

・歌うは負け試合をひっくり返すために採用。ドラパテラキがうまく通らなくて相手に3匹残されたままマリルリが引けなくなったとき、歌うでワンチャンを掴みに行く。滅びの歌とも非常に相性が良い。

この技も今回の大会形式だからこその採用、この技で明確に逆転した試合もあり、命中率通りくらいには当たってくれたので正解だった。

 

・攻撃技は迷ったが、素直にタスキで残った相手などを自分で落としきって相手の数を減らせるアクアジェットにした。

 

 

 

ガオガエン@イアのみ

フレアドライブねこだまし、守る、捨てゼリフ


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滅びの歌と相性の良い守るを採用。読まれにくく、それ以外の場面でも非常に有効だった。ドラパテラキ+ガエンマリルリといった選出をして滅びで詰めるというのが基本の動きの一つだったが、この筋をとるときにガエンの守るの有無がものすごく活きてくる。

 

・このポケモンが相手のフシギバナを倒せることで、ラムドラパテラキ裏ガエンがかなりコーバナに有効な形になるので、フレアドライブを優先的に採用した。

 

 

 

・ゴリランダー@いのちのたま

グラススライダー、10万馬力、ねこだまし、守る


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・ドラパテラキが苦しい水ダイマを前から立てられるとマリルリでも詰められなくなるので採用せざるを得なかった。

 

・命の珠が余っていたので、スライダーでバンギやラプラスにかける圧力を意識して持たせた。

滅びの歌と相性がよいねこだまし・守るを採用できる点も非常に良かった。

 

・技の最後の枠はとんぼ返りにしていたが、ゴリランダーを選出するときにあまり有効に働く場面が多くないことに気づき変更。

はじめは滅びと相性の良い(自らのSを落とせる)アームハンマーでガエンへの打点としていたが、そもそもこの構築においてガエンを攻撃技で倒すこと自体が手損でありジバコイルに手が出るようになる10万馬力を本採用した

 

 

 

◆全体として


・勝ちルートがすぐに分かりやすく、「どの技で相手のどのポケモンを倒すと有効」「この技でこのポケモンに触ってしまうことは手損」というのが明確で(ローテーションバトルで滅びをつかっていた過去の経験が活きたかもしれない)、とにかく自身持ってゲームメイクしていけるところが良かった。

 

・ランクマッチでの練習では2ロム合わせて8割以上勝てていたが、本番はかなり厳しい戦いが多く、17戦してギリギリ……

序盤時間切れや運の下振れに苦しめられ一時1400台前半まで下がったものの、後半は落ち着いてプレイしていけたり、強い人とのマッチで急所を引くことができて9-1でフィニッシュできた。

 

・VGC2020はこれでおしまい。何はともあれ結果が出たことが本当に嬉しい、去年できなかったことが出来たのが嬉しい。

 

・構築の細部の形や、立ち回りを組むのにおいて、一緒にVGC2020をやってきたみんなの立ち回りとか構築の要素とか参考にしまくった。

特に対コーバナは、みんながコーバナの練度高かったおかげで、こっちも相手するときに厳しい手を打てるようになって、苦手意識もだいぶ解消できた。

今年も一緒にVGCやって僕をここまで引っ張り上げてくれたみんなに感謝しかない。本当にありがとう。

 

 

◆すぺしゃる さんくす 

・構築の方針(「ガエンゴリラを詰められる軸が強い」という考え)→さしすさん

・ドラパテラキの形の参考→スボミーさん

・対コーバナの立ち回り→スボミーさん、らきさん

・個体調達で助けてくれた→りんあっとかげろうさん、カンザキさん

 

 

 

 

PJCS2021全国も頑張ります!!ロンドン行くぞ!!!!!!!


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VGC2020お疲れ様でした。ありがとうございました。