シーズン11ダブルレートで使用しました。
◆構築経緯
ガルーラで高勝率をとれなかったため、トリプルで長く使用し、レートでは何度も満足いく勝率を出すことのできたメガリザードンYから構築をスタート。
トリプルではメガリザードンY+クレセリア+αで基本的には(リザ側がしっかりと動きかたを知っていれば)雨に負けることはないのですが、ダブルではそもそも2匹しか場に出せず択の数が少ないため、どう転んでも雨パーティーが有利になってしまいます。そのため、まずは雨に勝つ方法から考えました。
ここで、ダブルバトルでは全てのポケモンを選出するわけではないというルールをいかし、雨相手にはそもそもリザードンで戦わないことを選択。メガユキノオーを採用しました。
次に、この2枚のどちらを主軸に置いてもヒードランの処理が困難だと判断したために地面枠の採用を考えました。ランドロスの採用が普通でしょうが、ガブリアス+威嚇に分解することでより小回りがきくこと、リザードンとの攻撃範囲を広げることができるということに気付き、元来より相性のよいガブリアスを採用することに。次に、威嚇兼猫だましの確保としてズルズキンの採用をきめました。
ここでズルズキンを採用したのは、
1.ユキノオーを主とした選出のときにも等しく活躍させやすい。
2.ヒードランに打点をもっている。
という2つの理由が大きく、後に挑発の採用によってより便利なポケモンとして確立しました。
最後に採用を決めたのはトリル役のクレセリアと、リザードンを相手のいわなだれ持ちポケモンの前で動かすことができ、一貫した打点を持てるギルガルドです。
クレセリアには身代わりヒードランで詰むパターンを減らすためのめざめるパワー地面と、ランドロスやボーマンダへの打点である冷凍ビームを採用し、Cに多く振った個体を使用することで攻め筋を広げました。
◆構築紹介
・リザードン@リザードナイトY
火炎放射、熱風、ソーラービーム、守る
・ガブリアス@ゴツゴツメット
地震、ドラゴンクロー、守る、岩雪崩
・ユキノオー@ユキノオナイト
吹雪、エナジーボール、守る、氷のつぶて
・ズルズキン@ラムのみ
はたきおとす、ドレインパンチ、挑発、猫だまし
・クレセリア@オボンのみ
サイコキネシス、冷凍ビーム、めざめるパワー地面、トリックルーム
・ギルガルド@いのちのたま
シャドーボール、アイアンヘッド、キングシールド、ワイドガード
◆個別解説(補填)
・リザードン
技構成はワイドガードを気にせず打てる火炎放射と強力な範囲技である熱風を両採用しました。めざめるパワー地面が欲しい局面もありましたが、火炎放射があることによって拾えた試合はそれ以上に存在しました。
・ガブリアス
ガルーラスタンにより有利にでるためにゴツゴツメットを持たせた個体を採用しました。トリプルでよくある保険のかけたかたで、「ガブリアスに猫が飛んできた場合には相手のガルーラを半分以上削ることができる」ということとガブリアスを動かすことによって得られるアドバンテージのどちらかを通すことができる、というゲームメイクを意識しました。特にズルズキンからガプリアスに即引きする動きはとても好感触でした。
・ユキノオー
雨にしっかり勝率をとることができたので良い選択立ったと思います。ウッドハンマーで使用していましたが、雨相手に反動と合わせて過労死し、最終的に天候をとられるという試合があったためエナジーボールに変更しました。
・ズルズキン
だいたいの害悪に対応できるラム挑発のタイプにして全体の勝率アップをはかりました。
ヒードランに打点があること、トリルから動かせることがとても強い威嚇猫枠でした。相手のランドロスの持ち物をはたきおとし、リザードンで詰める動かしかたも有効でした。
・クレセリア
相手のヒードランの身代わりやシュカを壊すためのめざめるパワー地面。
ヒードランに対して常に1手は確保する必要があるります。
持ち物には耐久を補うためオボンを採用しました。
・ギルガルド
ワイドガードがリザードンやユキノオーと相性が良いです。ニンフィアを一撃で倒すためアイアンヘッドを採用しましたが、聖なる剣が欲しい場面も多くありました。構成についても煮詰めきることができなかったなあと思っています。
レート1650程度から使用し、1890程度まであげることができました。もう少し対戦数を潜っていれば1900前半は行けたかと思います。
トリプルの影響を大きく受けた組み方をしていますが、とても気に入るものを組むことができたので満足しています。
ではここまで読んでくださったかたありがとうございましたm(__)m(^^)/